障高齢者の困り事　お手伝い

高齢者の困り事　お手伝い



部屋の掃除や洗濯、料理、買い物など　高齢者の困り事　お手伝い

　三田市のつつじが丘小学校区と藍小学校区の住民らでつくるNPO法人「ボランティアアユート」が、地域の高齢者らのため部屋の掃除や洗濯、料理、買い物など家事代行のサービスを始めた。安全安心で住み続けられるまちを目指し、住民ボランティアらがきめ細かくサポートする。(土井秀人)

　市の委託を受けて、始めた。対象は要支援1,2の認定を受けた人などで、市内には1900人いるという。理事長の今井昭夫さん(78)は「高齢化が進む中、支援が必要な人は増えていく。地域で支えていきたい」とする。利用は1回につき1時間で、200円の負担が必要。市が行う研修を受けたボランティアが訪問し、本人や家族では困難な家事を手伝う。

　アユートは高齢者の外出支援をしていた民生委員らが中心となり、2019年に設立した。ふれあい喫茶や配食サービス、子ども食堂などにも取り組んでいる。今井さんは「個人の思いだけではなく、担い手が変わっても活動を続けていくためにはちゃんとした組織が必要。だからNPO法人を設立したんです」とする。

　現在、アユート全体の有償ボランティアは約70人が登録している。「無償ではなく有償であることが重要」と今井さん。十分ではなくても、謝礼を支払うことで新しい人たちが参加してくれるからだ。

　今回の家事代行サービス受託は、事業を拡大することで少しでも利益を出し、継続できる組織を目指す意味もある。今井さんはNPO法人の実務をすべて担っているが、理事長としての報酬はわずかばかり。今井さんは「これでは次世代でやってくれる人が出てこないが、活動をやめるわけにはいかない。バトンタッチできるような組織をつくりたい」と力を込める。

以上は、私が購読している神戸新聞2023年6月18日(日)朝刊19頁からの引用です。

私自身、障害者です。障害を持つ人も持たない人もより仲良く暮らせる共生社会づくりに私もお手伝いできることがあればと思っています。