私が将来作ってみたいと思うような素晴らしい施設の記事を発見しました。
認知症患者を老人ホームに閉じ込めるのではなく、彼らの意思を尊重しよう――。
そんな“新しい介護のかたち”が注目されている。
アムステルダム郊外にある介護施設「ホーゲヴェイ」には、適切な判断や身の安全を自分で守ることができなくなった認知症の老人たちが暮らしている。
この施設がいわゆる「老人ホーム」と大きく異なるのは、スーパーやカフェ、美容室などが用意された“小さな村”のような作りとなっていること。
塀で囲まれてはいるものの、内側では患者が自由に出歩くことができる。 オランダの一都市の縮図ともいえる村を「再現」した介護施設は、欧州全土を探してもここだけ。
2009年のオープン以来、欧州のみならず、世界中の介護従事者たちの注目を集めている。スイスには近く、同施設を手本にした介護施設も建設される予定だ。
現在の入居者は152人。建物は「田園棟」や「都会棟」「クリスチャン棟」「高級棟」など、それぞれの好みやライフスタイルに合わせて選ぶことができる。
入居者たちは、互いの部屋を行き来することもできるので、一日中一人でベッドの上で過ごす、なんてこともない。 迷子になっても介護者が家まで連れて帰ってくれるし、スーパーのレジは財布を忘れても通してもらえる。アップルピューレの瓶を大量に持ち帰ってしまったとしても、とがめられることはない。
介護スタッフが後でちゃんと返しに行ってくれるからだ。
85歳のイヨ・ベルーフは数年前から「都会棟」に暮らしている。同じ棟で暮らすのは、アムステルダムやその近隣の町で銀行員や企業家として働いていた人々だ。
彼らは自分で洗濯物をたたみ、夕食のポテトの皮を自分で剥(む)く。
どの棟でも毎日それぞれが料理を作るので、夕方になると、おいしそうな匂いが漂ってくる。
「ここには休暇で来ているのよ」と、ベルーフ。とても幸せそうだ。
以上は
認知症村からの引用です。
私が知っている認知症の男性がデイサービスを利用するときに家族がその男性にかける言葉は
「お父さん、迎えの車と秘書がきましたよ。今日も一日お仕事頑張ってくださいね。」
その男性はバリバリと仕事をして今は80歳を越え、アルツハイマー型認知症と診断されています。最近のことはやったそばから記憶になく何十年も前の記憶ははっきりと覚えています。
例えば、第二次世界大戦中の苦労話や、仕事で色々と頑張っていたことなど…。
自分は「ぼけていない」から介護施設に行くと言ったら暴れて手が付けられません。
ですから、その男性は今もバリバリと仕事をしている、デイサービスの迎えは、その男性が仕事をしていた会社の部下が迎えに来たと信じさせて送り出します。
また、別の女性はある介護施設に常駐しています。でも、色々と不満やストレスをためています。それは、「自分の思い通りに行動できない」からです。
今回ご紹介したHOGEWEYはとても素晴らしい施設だと思います。
私は日本でもこのような"認知症村"が早く実現してほしいとも思っています。
このHOGEWEYについて詳しく体験レポートを書いてくださっている記事は
認知症患者村というサイト様ですので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
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かいごDB(介護DB)
を見てみる。