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シニアこそ絵本の世界へ

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シニアこそ絵本の世界へ

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シニアこそ絵本の世界へ  人生経験重なり、味わい深く−

絵本の世界に改めて触れませんか−。字が大きくて読みやすく、これまでの人生経験が物語の余白を埋め、若い頃に読んだ時より趣深く感じるかも。さらに読み聞かせをすることが認知症予防の観点からも注目を集める。

「『ぐりとぐら』は娘にも孫にも読んで聞かせましたよ」。東京都豊島区の高齢者施設で1月、「絵本を楽しむ会」に参加した入居者は思い出話に花を咲かせていた。

会の進行役は、近くで「目白のえほんや にこにこ書店」を営む岩田亜紀さん。「アメンボあかいな…」で有名な北原白秋の詩「五十音」の絵本を開き、一節ずつ読み上げると参加者も後に続いた。「少し感情を込めたり、速く読んだりして楽しんでください」。新たに紹介した絵本は施設の専用棚に並んだ。

保育士として働いたほか、学童保育や高齢者施設で読み聞かせのボランティア経験がある岩田さん。2019年に店を開く際、自然と目指したのは「赤ちゃんから大人まで」の店だった。

孫への贈り物を選びに来店したシニア世代が、自分用にも買って帰ることもしばしば。「子どもの時、ママになった時、おばあちゃまになった時…。(同じ本でも)その時々で感じることは違います。年を重ねるにつれ行間や背景を読めるようになるので、人生と絵本はリンクしていくものだなと感じています」

店では参加者同士で読み聞かせをする「シニアのための朝絵本の会」を実施。

「(絵本は人の)胸の内を安心してしゃべらせるというか、『初めまして』の人とも打ち解けさせる何かがある。今はそういう場が求められている気がします」

絵本の読み聞かせは心を元気にするだけではない。東京都健康長寿医療センターは17年、読み聞かせのボランティアをする高齢者の脳を調べた結果、加齢に伴う海馬(記憶をつかさどる部位)の萎縮が抑制されているとの研究結果を発表。認知症予防につながる可能性があると明らかにした。

人前で読み聞かせをする際は程よい緊張感がある。普段は使わない言葉も含まれる文をうまく読むため事前に練習。読み聞かせ後は仲間と反省点を話し合い、次の機会に行けて本を選ぶというような、社会と接点を持つ好循環が生まれる。

「読み聞かせ方法を覚えるという学習がありますし、日々新しい絵本に触れたり、仲間や子どもたちとのコミュニケーションで刺激を受けたりすることが脳の機能維持に役立つと考えます」と同センター「社会参加と地域保健研究チーム」専門副部長の鈴木宏幸さん。

読み聞かせ講座を開いたり、ボランティア募ったりする図書館もあり、興味ある人は問い合わせてみるとよいという。

以上は、私が購読している神戸新聞2023年3月17日(金)14頁からの引用です。

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