マスクを忘れて肩身が狭い 新型コロナ
マスクを忘れて肩身が狭い
電車に飛び乗って気が付いた。マスクを忘れたことに。年のせいか、出掛ける時は必ず何かを忘れる。
財布、日傘、ハンカチ、高齢者定期。大抵途中で気が付いて取りに帰ったのに…。
マスク軍団が一斉ににらんだ。慌ててハンカチを口に当てる。30分の距離。こんな肩身の狭い思いも初めてだ。
空襲も震災も踏ん張ってきたのに。目に見えないウイルスに見の縮む思いで日々暮らしている。
売店に走ってマスクを買った。売っていてよかった。
昨年、コロナがはやり始めた頃から、ウイルスが男ではなく女だと思い込んでいる自分が不思議だ。
病原体に男も女もないのに。いつの間にか人間の体に入り込む。
高齢者にワクチンが浸透したら、今度は若者を狙う。
まごまごせずに用事を済ませたら、人込みを避け、家に帰ろう。
今度外出する時はマスクの確認を必ずすると言い聞かせて。
以上は、私が購読している神戸新聞2021年8月28日朝刊12頁からの引用です。
今は、新型コロナウイルスの影響が早く収束してほしいと願うばかりです。