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看護師の視点,コミュニティナース,コミナス

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看護師の視点,コミュニティナース,コミナス

看護師の視点 生活の中へ

喫茶店、団地…広がる「街の保健室」

看護師が病院や施設を飛び出し、地域住民の暮らしに日常的に関わる「コミュニティナース(コミナス)」の動きが広がっている。病気や体調不良の兆しを拾い上げる「保健室」のような役割で、担い手を育てる会社の養成講座は600人近くが受講し、効果を見込んだ病院や自治体が導入。新型コロナウイルスの感染拡大で、家族の目が届きにくくなった高齢者へのケアを担うサービスも始めた。

病気、体調不良の兆しつかむ

「写真が趣味なんだ」「プールで泳いでから来たの?」看護師の辻由美子さん(53)が埼玉県蕨市の喫茶店で月に1、2回開く街の保健室。高齢者の血圧や体脂肪率を測り、体調の相談に乗りながら趣味や日常の話題に花を咲かすことも。

病院を訪問看護との違いは、喫茶店やガソリンスタンドなど生活に密着した場所で心と体の健康させることだ。

辻さんは普段は訪問看護師として働く傍ら、2018年からボランティアで保健室を開く。

常連の中には自宅にこもりがちな高齢者もおり、辻さんは「ここに来ることが生きがいになって、生活習慣が改善すれば」と話す。

コミナスの活動は、島根県出雲市出身の矢田明子さん(41)が看護学部在籍時に始めた。

個人的な実践から輪が広がり、17年に人材育成や普及のための「コミュニティナースカンパニー」(同県雲南市)を設立。

これまでに600人近くが養成講座を受け、地域に溶け込んだ活動を続ける。

自治体や企業の関心は高く、奈良県は18年から養成講座を主催。西武ガス(福岡市)は、管理する複合施設や高齢化が進ん団地への配置を検討している。

矢田さんたちは20年、ボランティアとしての活動から収入につなげようと、サービスを有料化した「ナスくる」を立ち上げた。

コロナ禍で遠方の親のケアを求める声を受け、同年夏に個人への派遣を開始。1万1千円で月2回の訪問が受けられ、利用者からは「異変に早く気付いてくれる」「孫や子のような気の置けない存在」と好評だ。

散歩の継続、食生活の改善といった効果があり、鳥取、島根、愛媛の各県で派遣型サービスを提供する。

埼玉県熊谷市の JR熊谷駅の駅ビルでは22年1〜2月、こうのす共生病院(同県鴻巣市)などが無料のナスくる体験会を実施。

派遣型にとらわれないナスくるの形を模索する取り組みで、同病院の神成文裕理事長(38)は「病気を診る前段階で生活を支えられる」と期待を口にした。

矢田さんは「コミナスといれば、元気でいる時間が長くなるはず。より多くの人の生活に溶け込む存在にしていきたい」と意気込んでいる。

以上は、私が購読している神戸新聞2022年4月1日夕刊5ページからの引用です。

こういう場所を私も作りたいと思っています。

そして今は、新型コロナウイルスの影響が早く収束してほしいと願うばかりです。

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