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手話言語法制定に向けて

3.手話言語法は何をめざす法律ですか?aim

手話言語法とは何をめざす法律ですか?手話言語法制定に向けて

Q口話法教育には問題はなかったのですか?
Aろう児は補聴器等を使用しても通常の話声を理解することが困難であり、話す口形のみを見て話を理解することも非常に難しいのです。そのため、先生の話す内容がよくわからない、先生やろう児との自由なコミュニケーションが妨げられるなど、学力や豊かな人間性、社会性の発達にも重大な影響がありました。

Q手話を使って教育をすることにどんなメリットがありますか?
Aろう児が手話で自由にコミュニケーションがとれることによって、先生の話す内容もよく理解でき、周囲との会話もスムーズになり、ろう児の発達に大きく貢献することになります。

Q手話について定めた法律はありますか?
A障害者基本法で言語に手話が含まれると改正されました。また、障害者総合支援法が地方自治体に対して、手話通訳派遣事業を実施することを義務づけています。

Q今ある法律では不十分ですか?
Aろう学校での教育に手話を導入する、さまざまな場面で手話による情報保障、手話に対する正しい知識の啓発を行わなければならないことを定める法律はまだありません。また、障害者総合支援法も手話通訳者を派遣できる範囲を市町村の判断に任せているために、派遣の範囲が市町村の財政状況によって違ってきます。そのため、ろう者は常に不安を抱えています。

Q手話言語法は何をめざす法律ですか?
A手話はろう者にとって母語であることを示し、ろう者が日常生活や職場などで自由に手話を使ったコミュニケーションがとれること、ろう教育に手話を導入し、ろう児や保護者が手話に関する正しい情報を得ることなどが保障され、ろう者が社会的に自由に、生きられることをめざす法律です。

以上は
手話言語法は何をめざす法律ですか?手話言語法制定に向けてのリーフレット
の内容をご紹介させていただきました。

今回の内容もどちらかと言えば、健聴者にはあまり知られていないような気もしています。

続きの→「4.ろう児に対して手話を使って教育をしていないの?」を見てみる。

手話言語法制定に向けて

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