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手話サークル学習交流勉強担当ネタ

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12.じゃんけん勝ち抜きゲーム

 今回ご紹介する内容は8.じゃんけんポンゲームの応用版です。よりスピード感あふれるゲームとなります。じゃんけんポンゲームの場合は2人が前に出て、片方だけが手話表現をしていましたが、今回の「じゃんけん勝ち抜きゲーム」は最初は2人が前に出てじゃんけんをするところまでは同じですが、じゃんけんで勝った方が買った「グー」「チョキ」「パー」の地の形を使って手話表現をしたら抜けて行きます。じゃんけんに負けた人は前に残ったままで、次の人が一人前に出て、じゃんけんをします。そしてそのじゃんけんに勝った人がその手の形を使って手話表現をします。そして最後の一人になるまでじゃんけんを行い最後の一人になれば、その人が罰ゲームをします。罰ゲームと言っても楽しい罰ゲームで「最近楽しかったことうれしかったことを手話での文章であらわしてもらいます。」簡単にするならば、最後の人は最後に「負けた」手の形での手話表現をするパターンでもおもしろいと思います。

この「じゃんけん勝ち抜きゲーム」の特徴はスピーディに行うこと、またすでに出てきた手話表現は使ってはいけないというルールにしますので、例会に仕事や家庭の事情で遅れてこられた方がすでに出された手話表現をした場合は「終わった」という手話で教えてあげてください。学習係の人がすでに出てきた手話表現をホワイトボードや黒板に書いてあげるのでも良いですね。これで2周目、3周目とまわしていくと時間内でかなりの手話表現が出てきます。

それでは、一例として実況中継を再現してみましよう。仮に10人の人数で行うと仮定します。

学習担当者「それでは1番さんと2番さん前に出てじゃんけんをしてください。」

1番と2番が前に出て「最初はぐー、じゃんけんポン」

1番「パーで勝ったぁ〜」少し考えて「ちょうちょ」

学習担当者「次に3番さん前に出て1番さんとじゃんけんお願いします。」

1番と3番が「最初はぐー、じゃんけんポン」

3番「チョキで勝ったぁ〜」少し考えて「ニュース」

学習担当者「次に4番さんお願いします。」

1番と4番「最初はぐー、じゃんけんポン」

1番「やっとバーで勝ったぁ〜。」少し考えて「もう一度」

学習担当者「次は5番さんお願いします。」

4番と5番「最初はぐー、じゃんけんポン」

5番「チョキで勝ったぁ〜。」少し考えて「大阪」

学習担当者「次は6番さんお願いします。」

4番と6番「最初はグー、じゃんけんポン」

6番「パーで勝ったぁ。」少し考えて「ちょうちょ」

「終わった」「終わった」「終わった」とまわりの人が手話で6番さんに教えます。

6番「えっ、終わったの」少し考えて「花」

学習担当者「次は7番さんお願いします。」

4番と7番「最初はグー、じゃんけんポン」

7番「チョキで勝ったぁ〜。」少し考えて「決まる」

学習担当者「それでは最後まで残った4番さん、最近楽しかったことやうれしかったことなどを手話の文章で表してください。」

4番さん、少し考えて「先月、健康診断に行ったのですが、2.3日前に結果が送られてきました。去年よりも少しやせて色々な数値もよくなったのでうれしかったです。もっと長生きしたいと思っています。」


学習担当者「それでは二周目に入ります。最初にじゃんけんしたい人はいませんか。」

ここで「ハイ」「ハイ」とてが上がります。理由は簡単です。最初の方でじゃんけんをすれば最後まで残る可能性が少しでも減るだろうと思うからです。


とまあ、こういう要領で行います。慣れると「はやいはやい」

座っている順番に回すのならば、学習担当者が指名しなくても次々と次の人が前に出てじゃんけんをします。

このスタイルも円形に椅子に座って座った人同士でのじゃんけんをする形式にすれば、前に出る時間もはぶけるので、もっとスピードアップすることができます。

手話サークルに入って間もない人などは、次々と新しい手話表現(手話単語)が出てくるのでついていくのが大変かもしれませんが、時間の割には、とても多くの手話表現をあらわすことができるゲームではないかと思います。

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続きの→「13.聖徳太子ゲーム」を見てみる。

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