当サイトにお越しになった方々は「手話サークル」に関わっておられる方が多いのではないかと思います。
何回かの手話ブームの時には「手話サークル」に所属している人もかなり多かったように聞いていますが、最近は少しずつ減ってきているようですね。
そして「手話サークル」を続けることに迷っている方も増えているとお聞きしています。
様々な事情により手話活動を継続することに「迷い」が出ている人もおられるようです。
大丈夫です。078-779-2259までご連絡ください。
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「あなた」がどのように悩んでいるのかをお聞きして一緒に進むべき方向を考えていきたいと思います。
今まで、こちらでお聞きした内容では「人間関係」での悩みが一番多かったように思います。
大丈夫です。解決します。ご安心ください。
神戸市民相談員をさせていただいているスタッフがお聞きします。
過去の事例を一つご紹介します。
「なぜ手話サークルを辞めるのか
若手は、なぜ手話サークルを突然辞めるのでしょう。
手話サークルのベテランの方々は、若手が突然手話サークルを辞めるのはなぜだか分からないと言います。
ところが、ここにもうすでに大きな誤解があるのです。
ある日突然、若手が辞めたいと言い出す、ベテランにとって、これほどショックなことはありません。
それは本当は突然ではないのですが、なんで辞めるのか、理由がよくわからない。
理由もなく突然辞めるなんて、おかしいじゃないかと思ってしまう。
しかし、ここで考え直さなければいけないのは、若手が辞めるときには、なぜ辞めるのかという理由が必要なのではなくて、本当は手話サークル活動を続けることに理由が必要なのだということです。
ベテランが、若手だった時代には「手話ブーム」もあったことでしょう。
また、娯楽といっても、テレビやラジオ中心でした。
今は、インターネットやゲームその他の娯楽があふれており、手話活動に若手がのめり込む理由が昔よりも少なくなっています。
ろう者自身、昔は手話サークルに行くことが「楽しみ」であり「情報が手に入る場」であり、「ろう者同士で会話ができる場」でもありました。
しかし、今は携帯電話での「メール」により、わざわざ手話サークルに行かなくても、「今度どこそこに遊びに行こう」という連絡がろう者同士でもすぐにとれるようになりました。
昔は、手話サークルを辞めるときにこそ、なにか重大な理由が必要でした。
ところが、現在の若手には手話サークル活動を続けていくことに理由が必要なのです。
手話サークル活動を続ける理由が見つからない限りは、当然辞めてもいいと考えるのです。
つまり、辞めることには、理由が必要ないのです。若手がなぜ辞めるのか、しいて言うなら、それは手話サークル活動を続ける理由が見つからないのです。
ここで考えて欲しいことは、若手がいきなり辞めることは絶対にないのです。
若手は、まず何らかの形でSOSを出す。ベテランが、いきなり若手が辞めたというふうに感じたとしたら、そのSOSに気がついていなかったのです。
若手の出すSOSを、無意識のうちに無視してしまったのです。
若手は、SOSを出しているのに気が付いてくれずに無視されたと思って、せっぱつまって「辞めます」と、退会届を出すような行為に出るわけです。
どんなに若くてドライな若手であっても、いきなり辞める人はまず1人もいない。
若手だって、手話サークルを辞めるということは、勇気が要ることなのです。
ベテランの人から見て、「若手は手話サークルを辞めることなんてなんとも思っていない」と考えているとしたら、そこから考えを改める必要があります。
それは大きな誤解です。
若手も、ベテランと同じように、もしくはそれ以上に、手話サークルを辞めることについて、かなり悩みます。
若手の出すSOSがわかりにくいのでしょうか?
そんなこともないのです。
若手は、SOSを1度で終わらせることなく、手を変え品を変え、何度も発します。
ときには言葉で出しているだろうし、時には手話表現や態度でSOSのサインをどんどん発します。
ベテランの役割は、まず、若手の出すSOSのサインに気が付くことです。
SOSのサインを見過ごし、いきなり辞めるとみられるような形に追い込んでしまっているのは、実はベテランの方に責任があるのです。
では、そのSOSをどうやって見つけていくか?
SOSは、質問の形で現れます。
たとえば「これはどうしてこういうことをやらなければいけないんでしょうか?」
「私はこう思うのですが、なぜこういうように読み取るのでしょうか?」というふうにです。
SOSはわかりやすい形で出ていることが多いのです。
そういうとき、ベテランはどういう対応をしているでしょうか?
「いままでそれでやってきているのです。」
「こういう手話表現が癖なのです。覚えなさい。」ということで切り捨ててしまっていないでしょうか?
そうして、ベテランの気持ちの中では、あれは解決したと思いこんでしまっている。
解決したと思っていることが、実はなんら解決していなかったというのが、1番危険なのです。
発見されないことより、発見して処理済みだとしてしまうことのほうが危険なのです。
SOSが出ることが問題ではありません。
そのSOSを無視したところから、すべての問題は始まっているのです。
これはクレーム自体が問題になるわけではなくて、クレームに対しての対応が悪かったことから、苦情に発展していくのと同じことです。」
以上は、内容や人が特定されることを防ぐ為に「かなりあいまいな事例に変換」してご紹介させていただきました。
実際にはかなり具体的な事例が当サイト編集局まで報告されています。
対人関係を良好にする方法としては、
「OJTについてのQ&Aとは」をご覧下さい。
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