参加者には部屋の中央に集まってもらいます。そして、手話で質問をしてとちらか好きな方のグループ、つまり右か左かに行ってもらいます。そして、それぞれのグループから質問者が適当に選んで指名した人が、その物が好きな理由を手話で表現してもらいます。そして、また別の人を指名して次の問題を考えてもらいます。これで一つの問題で3人の人に手話表現をしてもらうことになります。あなたの手話サークルが比較的経験が浅い人が多い場合にも楽しんでもらうことができるゲームです。
もう少しわかりやすくするために私が実際に体験した内容を実況中継してみますね。
1.学習担当者「それでは今からゲームをはじめます。皆さん、中央に集まってください。それではAさん、質問をお願いします。」
2.Aさん「映画を観るのと読書をするのはどっちが好きですか。映画を観るのが好きな人は私の右手側に、読書をするのが好きな人は私の左手側に移動してください(移動してくださいというのは分かれてくださいという手話表現であらわします)。」
3.Aさん「それではBさん、あなたが読書が好きな理由を教えてください。」
4.みんなが分かれたのを確認した後で、
5.Bさん「私が読書が好きな理由は何?読書は自分のペースで読むことができるからです、私。」
6.Aさん「次にCさん、あなたが映画が好きな理由は何ですか。教えてください。」
7.Cさん「映画はテレビよりも大画面で迫力があり、引きずり身まれるような気持になるのが好きです。」
8.Aさん「では、Dさん、次の質問を考えてください。」
9.Dさんが前に出て「皆さん、中央に集まってください。」
10.参加者が中央に集まったのを見届けた後で、
11.Dさん「果物はおいしいですね。皆さんはリンゴとみかんはどちらが好きですか。では、リンゴが好きな人は私の右側に移動してください。みかんが好きな人は私の左側に移動してください。」
ここでそれぞれ選択したほうへ移動していきます・・・と続いていきます。
このゲームの特徴は手話サークルに入ってからの経験が少ない人でも、ゲーム内容が理解しやすいというところに特徴があります。また、時間がたち、質問内容が少しずつ複雑になると、新しい単語や言葉を覚えていくこともできますね。
あとは、その手話サークルの実情に合わせて2つにわかれるだけではなく、3つや4つにわかれるような質問、例えば、「北海道、本州、四国、九州ではどれが好きですか。」という4つにわかれる質問にアレンジしても面白いと思います。
学習担当者の方の工夫でいくらでもおもしろくすることができる手軽なゲームだと思います。
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