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手話サークル学習交流勉強担当ネタ

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27.ひらがな並べ替えゲーム

 用意するものはホワイトボード、黒板あるいは模造紙など大きな字で文字をかけるものを用意してください。タイトル通りにひらがなを早く並べ替えて意味のある言葉や文章にして手話表現をするゲームとなります。

それでは実況中継を見てもらいましょう。

学習担当者「私が前にひらがなを書きます。ただし、そのままでは意味が分かりません。並べ替えると意味のある言葉や文章になります。早く意味のある内容を思いついた人は手を挙げてください。始めますよ。」

学習担当者は前のホワイトボードに「きょんうべ」と大きな字で書きました。

Aさん「はい」と手をあげました。

学習担当者「Aさん、早かったですね。前に出て手話表現をしてください。」

Aさんが前に出て、「勉強(べんきょう)」と本という手話単語を少し上下にふるしぐさをしました。

学習担当者「すばらしい。きょんうべを並べ替えるとべんきょうになります。Aさんには1ポイントをあげます。おめでとうございます。それでは次の問題を書きますよ。」

まわりのみんなは、今度は一番早く手を上げようとホワイトボードをじっくりとみています。

学習担当者「ろどうそくこう」と書きました。

何人かの人が「なんのこっちゃ」と頭をひねっています。少し難しかったようですね。

あっ、Bさんが手をあげました。

学習担当者「Bさん、前で手話表現してください。」

Bさんが前に出て「高速道路(こうそくどうろ)」と車の手話を少し上の方で水平に早く動かす表現をしました。

学習担当者「ずはらしい。ろどうそくこうを並べ替えるとこうそくどうろになります。Bさんには1ポイントを差し上げます。月の問題を書きますよ。」

みんなホワイトボードを真剣に見ています。

学習担当者「くろぶて」と書きました。すぐにCさんが手をあげました。

学習担当者「早いですね。Cさん、前で手話表現をお願いします。」

Cさんが前に出て「手袋(てぶくろ)」という手にてぶくろをはめる表現をしました。

学習担当者「すばらしい。くろぶては並べ替えるとてぶくろになります。Cさんには1ポイントを差し上げます。」

というような流れで進めていきます。グループ対抗戦にしても良いし、個人対抗戦でも、あるいはみんなでじっくりと考える形式でも良いし、学習担当者が「あなた」の手話サークルのメンバーの実情に応じて好きなようにアレンジしてください。

また、ひらかなで問題を出すのですが、難易度を上げる例としては

「きょーとしーけ」→「ショートケーキ」

「むーりぃあくす」→「アイスクリーム」

「めありのくちも」→「雨のち曇り」「曇りのち雨」

というように並べ替えたら「ショートケーキ」や「アイスクリーム」という「カタカナ」になったり、「曇りのち雨」「雨のち曇り」と正解が2つあるパターンなどを考えるのも楽しいと思います。

ただし、今回のゲームは学習担当者が事前に手話辞典その他できちんと正解を確かめておいたほうが良いと思います。そうでないと、発表者が表現した答えが正しいかどうかわからなければ困ります。

今回のゲームのポイントはいかに「簡単な言葉を並べ替えてわかりにくくするかがおもしろくさせるポイント」になると思います。

  今回ご紹介をした「ひらがな並べ替えゲーム」でも「あなた」の所属する手話サークル又は手話グループのゲーム内容が盛り上がるとよいなぁという思いで今回のご紹介をおわらせていただきます。
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続きの→「28.手話サークルの未来を考えようゲーム」を見てみる。

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