伝言ゲームといえば、「何かの文章を正確に伝えることができるかどうか」で、比較的長い文章などを使用することが多いです。今回は「さかさま言葉伝言ゲーム」として、わずか5文字や6文字の短い単語や文章などのさかさま言葉で伝えるゲームをします。このゲームの特徴としては、学習担当者の負担がとても少なくて済むということがあります。5人以上のクループにわかれます。10人以上の参加者がいるときに実施すると面白いと思います。実際に実況中継をご覧ください。
実況中継のはじまりはじまり〜
学習担当者「今日はさかさま言葉伝言ゲームをします。それでは各列並んでください。1人目の人だけ前を向いて2人目以降の人は後ろを向いてください。2人目以降の人は前の人から肩をたたかれた時に前を向いて示された指文字を覚えて次の人に伝えるようにしてください。各列最後の人が前のホワイトボードに伝わってきた指文字をひらがなで前に書いてください。隣のグループの答えを見ても無駄です。全てのグループの文章はそれぞれ違います。どの文章を選ぶかは、各グループの先頭の人が選ぶ紙によって内容か違います。それでは始めます。」
学習担当者「各グループ一番前の人は、ここに集まってください。裏返しの紙があります。好きなものを選んで各グループの2番目の人に指文字で伝えてください。」
1グループは「良い天気」→「きんていよ」がお題です。
2グループは「明日は雨」→「めあはすあ」がお題です。
3グループは「うれしいな」→「ないしれう」がお題です。
4グループは「置時計」→「いけどきお」がお題です。
学習担当者「各グループがお題を撮り終わりましたね。スタート」
それぞれのグループでとても困っています。それもそのはずですね。たった5文字でも、さかさま言葉にしたら意味が全くわからない言葉ですからね。でも、このゲームの利点は学習担当者が準備する負担がとても簡単ですむこと、また、指文字を正確に伝える練習になることです。
学習担当者「はい、各グループの5人目の人による回答が前のホワイトボードに書かれましたね。正解かどうか確認していきましょう。 Aグループの答え「きんていく」→反対に読むと「くいてんき」ってなんですかぁ。正解は「良い天気」の反対の「きんていよ」ですよ。たしかに指文字で「よ」と「く」は伝言ゲームでは間違えやすいかもしれませんね。」
この説明の時にみんな大爆笑でした。
学習担当者「 Bグループの答え「めあはれた」→反対に読むと「たれはあめ」ってなんですかぁ。正解は「明日は雨」の反対の「めあはすあ」です。確かに指文字の「す」と「れ」は伝言ゲームでは間違えやすいし、指文字の「あ」と「た」も角度が斜めに伝わると間違えるかもしれませんネぇ。」
この説明の際にも爆笑でした。
学習担当者「 Cグループの答え「ないしれう」→反対に読むと「うれしいな」はばっちりです。Cグループの方には1ポイントを差し上げます。」
ここで、Cグループの人達は手話表現で「うれしい」とあらわしました。
学習担当者「 Dグループの答え「いけときお」→反対に読むと「おきとけい」は本当におしい。正解は「置時計」の反対の「いけどきお」です。指文字で「ど」と「と」は伝言ゲームでは本当に難しいですね。本当惜しいと思います。」
学習担当者「それでは2回戦に入ります。各グループ1番目の人以外は後ろを向いてください。」という流れを繰り返します。
今回の紹介例では「5文字」に統一しましたが、あなたのグループのメンバーのことを考えて「6文字」や「7文字」にしても良いですね。でも、10文字以上になるとはっきり言って正解のグループはでなくなるかもしれませんので、5文字〜7文字の間の問題とするのがコツだと思っています。
繰り返しますが、今回は学習担当者の負担がかなり軽いということでおすすめのゲームです。
今回ご紹介をした「さかさま言葉伝言ゲーム」でも「あなた」の所属する手話サークル又は手話グループのゲーム内容が盛り上がるとよいなぁという思いで今回のご紹介をおわらせていただきます。
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「24.何が出るのか緊張ゲーム」を見てみる。