今回の内容は勝ち負けのないみんなで楽しむゲームです。初心者の方が多い場合に、あるいはちょっとした時間にできるゲームとしてご覧ください。
まずは全体を2列に分けます。そして向かい合わせに座ります。学習担当者が前に手話で単語や言葉を示したら座っている人のどちらか早くに思いついた人がしりとりで手話表現を始めます。相手側は続けてのしりとりです。そして、時間は2分間とります。2分立つと学習担当者が合図をして、学習担当者の右手側に座っている人が一人分ずつ学習担当者側にずれていきます。もし、座っている人の人数が奇数であれば、一番前に近い人が学習担当者とペアで手話しりとりをします。その際には、学習担当者は時間をはかるタイマーやストップウォッチを片手にして少し忙しいですが、頑張ってください。
それでは実況中継をします。
学習担当者「みなさん、私の前に椅子を持ってきて前から2列に並んで座ってください。私が最初に手話表現で単語や言葉をあらわしますので、向かい合った人のどらか早くしりとり言葉を考えることができた人が手話表現でしりとりを表してください。それを相手側が続けてしりとりをしてください。時間が2分たてば、私が合図しますので、私の右手側に座っている人が私の方に1人分ずつ移動してください。一番前のに座っている人は一番後ろに座りなおしてください。はじめますよ。皆さん、私を見てください。」
座る順は
となっています。
学習担当者「鳥」とあらわしました。
Aさん「りんご」
1さん「ごりら」
Aさん「らっぱ」
1さん「ぱんだ」
Aさん「だるま」
1さん「まり」
Aさん「りか」
1さん「かめ」
と続けていきます。
2さん「りす」
Bさん「すり」
2さん「りか」
Bさん「かり」
2さん「りんご」
Bさん「ごすろり」
2さん「ずるいわ〜『り』ばっかり、降参やぁ〜」
Cさん「りし」
3さん「しまうま」
Cさん「まめ」
3さん「めがね」
Cさん「ねこ」
と続いていきます。
Dさんと4さんのペアもEさんと5さんのペアもしりとりをつづけていきます。
ここで2分が過ぎました。
学習担当者が「時間になりました。私の右側に座っている人が1人分ずつ前に移動してください。一番前の人は一番後ろに座ってください。
座席の位置は
となりました。
学習担当者「億」と表しました。
Bさん「くろまめ」
1さん「めだか」
Bさん「かしわもち」
1さん「ちきん」
1さん「あ〜、負けてしまった」と苦笑いです。
2さん「くりすます」
Cさん「すかいつり−」
2さん「り−ぜんと」
cさん「とまと」
と続いていきます。
Dさんと3さん、Eさんと4さん、Aさんと5さんのペアもどんどんと指文字しりとりを続けていきます。
学習担当者「時間がたちました。席の移動をしてください。」
席は次の通りとなりました。
学習担当者「ゲーム」と手話表現で表しました。
Cさん「むかで」
1さん「でんわ」
Cさん「わに」
と続けていきます。
以上の要領で続けていきます。
今回のゲームの一番の利点はすべての人が手話表現を読んで表現してとみんなが楽しく「主役」になれることです。暇を持て余す人がいないのが一番の利点です。
また、手話サークルに入ったばかりの人たちには手話表現を読む練習・あらわす練習にもなります。ベテランの方と初心者の方がペアになった時には、ベテランの方の手話表現を初心者の方が読めないときには「この手話表現は○○という意味ですよ、というようにより簡単な表現や指文字等でやさしくフォローしてあげてくださいね。」
今回ご紹介をした「ペアで手話しりとりゲーム」でも「あなた」の所属する手話サークル又は手話グループのゲーム内容が盛り上がるとよいなぁという思いで今回のご紹介をおわらせていただきます。
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「31.ディスカッションゲーム」を見てみる。