一つの例をご紹介します。
1.台などに上がる。「左手で台などをあらわし、右手でその台の上に上がる表現をします。」
2.階段などを上がる。「右手だけで階段を足が交互に歩きあがっていく様子をあらわします。」
3.エスカレーターで上がる。「左手でエスカレーター、右手でその上に乗る足、そしてあわせて斜め上に移動する様子をあらわします。」
4.エレベーターで上がる。「左手がエレベーターの床、右手でその上に乗る足、そして上に移動する様子をあらわします。」
5.家へ上がる。「左手で家の屋根、右手で足を表現し、右手が家の中に入る様子をあらわします。」
6.風呂から上がる。「まず頬に右手をあて2回上下させてお風呂を表現し、次に左手で4の形にした壁を右手で表現した足で越える様子をあらわします。」
7.体温が上がる。「右手の人差し指を左わきに入れて体温計を表した後で、左掌の真ん中を右手人差し指を上向きに上昇させてあらわします。」
8.血圧が上がる。「左の二の腕に右手をのせて血圧を表現した後、右手の人差し指を左掌にあてて上昇させてあらわします。」
9.気持ちが上がる。「両掌を上に向けておなかの前ぐらいから胸ぐらいまで上昇させてあらわします。」
10.成績が上がる。「右掌を下に向けたまま左斜め上方向を段差をつけてあげていくことであらわします。」
11.地位が上がる。「右手の親指と人差し指を左肩に開いた状態で当てて肩書を表現した後で、右手の親指を上に立てて上方向に移動させてあらわします。」
12.値段などが上がる。「両手でお金を表現し、上方向に移動させてあらわします。」
13.雨が上がる。「はじめに両手で雨が降っている表現をしてから、上方向にすぼめてあらわします。電気が消えるという表現と似たパターンですね。」
これ以外にも同音異義語をインターネットで調べると
「あがる」のようにたくさんみつけることができます。
こういう同音異義語がたくさんあるものをインターネットその他であらかじめてたくさん見つけてメモしていきます。
そして、手話サークルに参加している人たちの人数が多ければいくつかのグループに分けて、参加人数がすくなければそのままで5つか6つのグループでどのグループが、今回の場合でいえば「あがる」という言葉を使った手話表現の数をたくさん見つけることができたかというゲーム形式でも、あるいはじっくりとみんなでひとつひとつを考えていこうという形式でも、担当者の方のアレンジやお好みで進めていっていただければと思います。
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「2.ポーカーゲーム」を見てみる。